2015年5月22日金曜日

松本ご案内、いたします。2 —林迫山のおめんこ展 たつのこ書店にて—


今日の松本は、昼間でも、少し風がひんやりと涼しい。
真夏日が続いても、朝晩は涼しすぎるほどなので、身体は楽です。

そして、空気が恐ろしく乾燥しているらしいのです。
私は、生まれも育ちも長野県なので、実感がないのだけれど。

肌が乾燥する上に、のどが渇く間隔が短すぎると、他県から来ていた友人が水筒の湧水を一気飲みしていました。

確かに、洗濯物の乾きが良いですね、松本は。
朝早くから、二回洗濯機を回して、干しました。

あとは、太陽にお任せして、さて、出かけましょうか。


今日ご案内するのは、たつのこ書店さん。


松本駅から駅前大通りをあがたの森方向にしばらく歩くと、深志2丁目の交差点があります。

その交差点を北に折れて、本町通りを過ぎて千歳橋を渡り、右に折れると縄手通りです。

女鳥羽川沿いの縄手通りをてくてく歩いて、はずれ近くにあるのが、たつのこ書店さん。

普段は、絵本屋さんですが、今日はおめんこ展を見に伺いました。


そう、おめんこ、です。

どんなエロスの世界かと、どきどきしながら入口に立てば、林迫山さんが礼儀正しくぺこりとお辞儀をして、「おはようございます。どうぞ。」と案内してくださいました。

そう、エロスとか卑猥とかの単語が当てはまらない好青年です。
いや、やっぱり、若干はそんな匂いがします。


入口近くの木の枝に、おめんこを印刷した白いTシャツが揺れています。

その下には、改造した自転車が停めてあります。
これで、おめんこを売りに街に出るそう。

なんだか、この五月の新緑の風と、ほのぼのした雰囲気だけで幸せな気分になってしまいました。


さて、本題の展示は、圧巻でした。


壁一面、おめんこだらけ!

基本的な色彩は統一されていますが、大きさも形もそれぞれ。

大きな模造紙に描かれたものは、マンダラのよう。


ほえ~、と、しばらくぼーっと眺めました。

この展示には、仕掛けが隠されていて、原画とおめんこを見比べられるのです。
でも、というか、勿論、自分から動いたもん勝ちで見られます。

あの独特の色彩とタッチで、自分の似顔絵も描いてもらえます。

私は、描いてもらうか悩み中です。

だって、今まで知らなかった自分が見えそうで、ちょっと怖いのです。


見終わって、エロスとか卑猥という印象ではなく、人間本来の自然にあるべき姿を見たという印象でした。


そして、帰りがけ、やっぱり礼儀正しく見送ってくれた林迫山さん。

松本には、面白いひとがたくさんいらっしゃるなぁ、とうれしくなりながら、女鳥羽川沿いを歩いて帰りました。



林迫山のおめんこ展


2015年5月17日(日)~5月31日(日)

月・水・木・金   10時~日没
土・日             11時~日没
火曜 定休

最終日31日(日)に実演肉体彩色及び徘徊乱入あり

たつのこ書店(縄手通り) にて

お問合せ  080-6939-0479 (林迫山)
               0263-35-4018 (たつのこ書店)

twitter@omennkoknnemo










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