久しぶりに、本当に久しぶりに、自分の気持ちをことばにしてみたいと思えた。
季節のせいなのか、気持ちが落ち着いてきたからなのかは、正直わからないけれど。
毎日の暮らしを、愛おしく思いながら、暮らしたい。
道端で会った友人が手を振って、「こんにちは!」と言ってくれるこの街の生活。
「元気?」と、車の通りを気にしながら、話し込む。
河原に咲いている季節季節の花を、かわいらしいとカメラをのぞき込む。
「少し、分けてね。」と、摘み取って、届ける。
旅に出たら、おみやげを届けたいひとがたくさんいすぎて困るぐらいの、こんな幸福はない。
「お帰り。」と、言ってくれる会いたかったひとたち。
丁寧に、「ありがとう!」と言いたい。
「どういたしまして。」と、笑顔で応えたい。
ひとつ、ひとつを、きちんと丁寧に心を込めて扱う。
そういう、生活。