2012年9月29日土曜日

冬支度。


栗をむき終わったので、巨峰を食べながら、のへ~んとしている。

巨峰はおいしい。
おいしいが、腰が痛い。

栗をむくのに、二時間半はかかった。30個はむいた。
けっこう、大変な作業だ。


昔、おばあちゃんと日がな一日、栗をむくのが秋の楽しみだった。
おしゃべりをしながら、本当に何十個もむいた。

おばあちゃんは、渋皮煮が得意で、大きな瓶にいっぱいつくっては、冬の間中のおやつにしていた。


雪深い土地柄、秋は保存食つくりが大切な仕事で、そして楽しみでもあった。


ひざまで積る雪、きらきらと光るつらら。

少しずつ雪国の知恵の裏側にある厳しさを知り、離れた土地だけれど、今は懐かしい。

楽しくて、楽なだけではない。でも、厳しさや辛さだけではない。
不思議な色をしたこども時代だった。


そういうものが、気づいたら私の根底にあって、きちんと根付いて芽吹いてきている。
なんだか、あたたかくてうれしい。






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