初めて、干し柿をつくっている。
向かいのお家や町中の店先で揺れている、橙色のかわいい連なりが、毎年うらやましくて仕方がなかったのだ。
うちには干すところがないから、なんて思っていたのだけれども。
物干しざおの収縮をめいいっぱいに伸ばして、一段内側に入れるだけで、準備完了だったのだ。
朝早く、縄手通りの八百屋さんに、てくてく歩いていく。
この間、通りかかったときは、段ボール売りの渋柿しかなかったので、持って帰れるように小さい荷物で行く。
重すぎたら、最悪、バスで帰ろう、なんて算段していたら、2キロ入りの袋入りがちょうど2袋あった。
ほくほくで、4キロ分持って歩いて帰る。
お店のおじさんが、重いだろうからと1袋ずつビニール袋に入れてくれた。
帰って、早速、皮をむく。
紐にくくりつけて、湯通しして、軒先に干す。
早く、食べたいなぁ。
うきうきだ。
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