2014年10月27日月曜日

干し柿


初めて、干し柿をつくっている。

向かいのお家や町中の店先で揺れている、橙色のかわいい連なりが、毎年うらやましくて仕方がなかったのだ。


うちには干すところがないから、なんて思っていたのだけれども。

物干しざおの収縮をめいいっぱいに伸ばして、一段内側に入れるだけで、準備完了だったのだ。


朝早く、縄手通りの八百屋さんに、てくてく歩いていく。

この間、通りかかったときは、段ボール売りの渋柿しかなかったので、持って帰れるように小さい荷物で行く。

重すぎたら、最悪、バスで帰ろう、なんて算段していたら、2キロ入りの袋入りがちょうど2袋あった。

ほくほくで、4キロ分持って歩いて帰る。

お店のおじさんが、重いだろうからと1袋ずつビニール袋に入れてくれた。


帰って、早速、皮をむく。

紐にくくりつけて、湯通しして、軒先に干す。


早く、食べたいなぁ。

うきうきだ。


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